宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/11/24 13:02 更新 太陽風の速度は、再び500km/秒に高まっています。 担当 篠原 昨日、400km/秒に下がっていた太陽風の速度は、 その後少し高まって、450km/秒とやや高速で推移していました。 更に、今朝くらいにもう一段高まって、 500km/秒と高速の状態に戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風ほどの勢いはありませんが、 高速太陽風は4日目に入ろうとしています。 太陽風の磁場強度は、5nTから10nTに高まり、 再び5nTに戻る変化をしています。 南北成分は南寄りの傾向が続いていて、 磁気圏も活動的な状態が続いています。 AE指数は、1000nTに達する変化をふくめ、 500nT前後の中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速太陽風に関係するコロナホールは西に去りましたが、 次のコロナホールが南半球に見えています。 しかし、緯度が高めにあることと、 前周期は目立つ程の変化は見られなかったため、 今回も特に影響はないかもしれません。 しばらく注目してください。 太陽では、昨日中央部に見えていた小さい黒点は、 夜には見えなくなってしまいました。 現在は無黒点です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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