宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/11/21 12:31 更新 太陽風の速度が上昇を始めています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 今朝くらいから太陽風の磁場が強まり始め、 10nTに達しています。 追いかけるように太陽風の速度も上昇を始めて、 現在は460km/秒とやや高速になっています。 コロナホールによる太陽風速度の高まりが始まった様です。 27日周期の図を見ると、前周期よりも半日ほど遅れています。 前回は650km/秒まで速度が高まり、 高速風は5日ほど続きました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分も変化が大きくなっていますが、 南向きの強い変化は、 速度が高まる前の短い時間だけになっています。 このため、磁気圏は今のところ穏やかで、 AE指数は特に変化は見られません。 現在は速度も上がってきたので、 磁場が南向きに強まると、 オーロラの活動も一気に高まるでしょう。 太陽は、穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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