宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/11/23 13:25 更新 高速太陽風は終わり、平均的な速さに戻っています。 担当 篠原 500〜570km/秒と高速の状態が続いていた太陽風は、 今朝から速度が下がり始め、 現在は400km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。 磁気圏はある程度活動的になっていて、 AE指数は200〜500nTの小規模の変化が 連続的に発生しています。 しかし、太陽風の速度が下がってしまったので、 今後は静かになりそうです。 高速太陽風は、2日続いただけで速度が下がってしまいました。 前周期と比べると、継続時間は半分以下になっています。 コロナホールが小さくなっていたことを考えると、 太陽風はこのまま穏やかになりそうです。 一方、SDO衛星AIA193では、 南東側(左下)にややぼんやりとしたコロナホールが見えています。 ただし、前周期はこの領域による太陽風の高まりは ほとんど見られませんでした。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 中央付近にとても小さい黒点が現れている様です。 この後、もっとはっきりした黒点に変化するでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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