宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/10/16 12:31 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、350km/秒前後の低速の風が続き、 グラフの最後で380km/秒に少し上がっています。 磁場強度は、グラフの前半は5nTで安定していましたが、 後半は7〜8nTに少し強まっています。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が 「T」から「A」に切り替わろうとしています。 それに関係した変化かもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフのほとんどは北向きで、最後に南向きに変化しています。 このため、磁気圏は穏やかな状態が続き、 AE指数は変化のない状態です。 グラフの最後の南向きの変化がこの後も続くようであれば、 磁気圏の活動も少し高まるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 南半球でコロナホールが縦方向に伸びています。 前周期よりも広がりが増しているので、 太陽風への影響も強まるかもしれません。 太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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