宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2019/ 9/24 13:06 更新 低速の太陽風が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 景山植光さんより、カナダ・イエローナイフで、 現地21日0時前(世界時21日6時前)に撮影された オーロラの写真をいただきました。 この日の太陽風は、速度は300km/秒と低速で、 磁場の南北成分は0nT付近だったので、オーロラは低調だったのですが、 この写真の少し前に速度が350km/秒に少し高まるとともに、 磁場の南北成分が、-5nT程度の南向きに変化しました。 このため、磁気圏が少し活発になって、 AE指数に300nTの小規模の変化が起こりました。 掲載の写真は、このタイミングで撮影されたものです。 磁気圏全体で考えると小規模だったかもしれませんが、 頭上で発生すれば見事なオーロラです。 ほぼ1分間隔の連続写真ですので、 オーロラが拡大する様子がよく分かります。 臨場感のある写真をどうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は310km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な値が続いています。 コロナホールの影響が始まるかもしれないと書いていましたが、 今のところ目立った変化はありません。 磁場の南北成分は、グラフの中盤までは比較的北寄りだったのですが、 後半になって南向きに振れるようになり、 現在は -5nTの状態が続いています。 AE指数は、全体としては変化が小さく穏やかですが、 最後に400nTの小規模の変化が起きています。 磁場の南向きが続いているので、 この後もある程度の活動が続くかもしれません。 速度が遅いので小中規模の活動に留まると思いますが、注目してください。 このまま低速の太陽風が続いた場合、 次の変化は、SDO衛星AIA193の 太陽の中央の東寄り(左側)に見えているコロナホールの影響です。 前周期は8月31日から変化が始まりました。 今回も同様であれば、3日後の27日くらいになりそうです。 太陽は、昨日見えていた小さい黒点は既に見えなくなっていて、 無黒点に戻っています。 特に活動はなく、穏やかです。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地20日23時55分(世界時21日5時55分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地20日23時57分(世界時21日5時57分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地20日23時58分(世界時21日5時58分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |