宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/24 --- ---
9/23 --- ---
9/22 --- ---

黒点  9/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 311 -5.5
-2 h 314 -4.9
-4 h 317 -4.1
-6 h 327 +1.1
-8 h 323 +3.9
-10 h 313 +2.1
-12 h 317 -1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -16 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^1
9/24 0.6 8x10^1
9/23 0.5 5x10^1
9/22 0.6 1x10^2
9/21 0.6 1x10^3
9/20 0.6 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 9/19 11:58 太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏は穏やかです。
2019/ 9/20 10:37 太陽風は低速の風に変わっています。磁気圏も穏やかです。
2019/ 9/21 14:25 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。一時的に小さい黒点が現れました。
2019/ 9/22 13:20 太陽風は低速の状態が続いています。太陽は無黒点です。
2019/ 9/23 12:26 太陽風は更に低速になり、磁気圏も静かです。とても小さい黒点が現れています。
最新のニュース

2019/ 9/24 13:06 更新
低速の太陽風が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

景山植光さんより、カナダ・イエローナイフで、
現地21日0時前(世界時21日6時前)に撮影された
オーロラの写真をいただきました。

この日の太陽風は、速度は300km/秒と低速で、
磁場の南北成分は0nT付近だったので、オーロラは低調だったのですが、
この写真の少し前に速度が350km/秒に少し高まるとともに、
磁場の南北成分が、-5nT程度の南向きに変化しました。
このため、磁気圏が少し活発になって、
AE指数に300nTの小規模の変化が起こりました。

掲載の写真は、このタイミングで撮影されたものです。
磁気圏全体で考えると小規模だったかもしれませんが、
頭上で発生すれば見事なオーロラです。
ほぼ1分間隔の連続写真ですので、
オーロラが拡大する様子がよく分かります。
臨場感のある写真をどうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は310km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な値が続いています。
コロナホールの影響が始まるかもしれないと書いていましたが、
今のところ目立った変化はありません。

磁場の南北成分は、グラフの中盤までは比較的北寄りだったのですが、
後半になって南向きに振れるようになり、
現在は -5nTの状態が続いています。

AE指数は、全体としては変化が小さく穏やかですが、
最後に400nTの小規模の変化が起きています。
磁場の南向きが続いているので、
この後もある程度の活動が続くかもしれません。
速度が遅いので小中規模の活動に留まると思いますが、注目してください。

このまま低速の太陽風が続いた場合、
次の変化は、SDO衛星AIA193の
太陽の中央の東寄り(左側)に見えているコロナホールの影響です。
前周期は8月31日から変化が始まりました。
今回も同様であれば、3日後の27日くらいになりそうです。


太陽は、昨日見えていた小さい黒点は既に見えなくなっていて、
無黒点に戻っています。
特に活動はなく、穏やかです。



カナダ・イエローナイフで、現地20日23時54分(世界時21日5時54分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地20日23時55分(世界時21日5時55分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地20日23時57分(世界時21日5時57分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地20日23時58分(世界時21日5時58分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。