宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 9/ 6 13:56 更新 500km/秒前後の高速太陽風が続いています。8月の黒点数は 0.7 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 8月の黒点相対数の月平均値は、 0.7 と発表されました。 7月に続いて、1 を割るかなり低い値になっています。 1未満になったのは、今極小期では3回目で(2月の0.8、7月の0.9)、 この中では最低の値です。 前の極小期(第23〜24期)でも、4回しか起きていないのですが、 記録としてはかなり近付いています。 一方、前の極小期の4回の値は、0.6、0.3、0.6、0.0 と、 全て今回よりも更に低い値でした。 そして、無黒点(黒点相対数=0)の日は、29日に達しました。 今極小期では、最多の日数です。 前の極小期でも、この日数に達したのは、 2008年8月の同じ29日、2009年8月の31日(1か月無黒点でした) の2回だけです。 (偶然だと思いますが、全て8月でした) 前回の極小は、この2つの8月の間に発生しました。 今期の極小も近付いているのかもしれません。 高速の太陽風が続いています。 速度は、500km/秒付近を上下しながら推移しています。 磁場強度は、5nTから3nTに少し下がり、再び5nTに戻っています。 磁場の南向きの変化は、グラフの中盤では見られなくなっていて、 AE指数の変化も、この頃にかけて小さくなっています。 太陽風のグラフの最後で、再び南向きに振れ始めているので、 この傾向が続くと、磁気圏の活動もある程度高まりそうです。 太陽は、無黒点です。 西側(右側)の中央部で、小規模の爆発現象が発生しています。 弱いCME(太陽ガスの放出現象)も起きているかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく下がって、 GOES15の青線が1万にやっと届く位に減少しています。 太陽黒点相対数の長期変化。8月の黒点相対数は 0.7 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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