宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 9/ 5 12:54 更新 太陽風は540km/秒と高速の状態です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで、 現地8月30日22時(世界時31日4時)以降に撮影された オーロラの写真をいただきました。 一昨日紹介した写真と同じ頃のオーロラです。 現地22時過ぎはまだ残照が残っていて、空も明るかったそうですが、 既にとても活発なピンク色のオーロラが肉眼でも見えたそうです。 一晩中、オーロラは出続けていたそうで、 色々な場所で撮影ができたとのことです。 夕暮れの空や、滝に湖と、とても素敵な雰囲気の写真です。 この夜は、AE指数が1000nTに達する大きな活動が繰り返し発生していて、 素晴らしい光景が続いたことと思います。 今期も美しい写真をどうもありがとうございます。 太陽風の速度は、昨日のニュースの後も低下を続け、 深夜には440km/秒まで下がりました、 しかし、そこから再び上昇して、 540km/秒と高速の状態に戻っています。 磁場強度は、5nT前後と平均的な状態です。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風も、 速度が上がり下がりしながら、500km/秒前後で推移しました。 今回も同じ傾向になるのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの後半から南寄りに変わっています。 AE指数の変化は、500nT程度の活動が続いています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南半球側に淡いコロナホールが見えています。 この領域は、27日前よりも場所が東側(左側)にずれています。 このため、太陽風速度の高まりは前周期より長く続くかもしれません。 太陽は、無黒点で穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10万近くまで高まった状態が続いています。 (c) 高坂雄一氏 カナダ・イエローナイフで、現地8月30日22時(世界時31日4時)以降に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 カナダ・イエローナイフで、現地8月30日22時(世界時31日4時)以降に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 カナダ・イエローナイフで、現地8月30日22時(世界時31日4時)以降に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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