宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2019/ 6/ 9 10:37 更新 太陽風の高まりが到来して、磁気圏の活動を高めています。 担当 篠原 昨夜から太陽風に変化が始まり、 磁場強度は、深夜にかけて18nTヘ強まって、 その後10nTヘ下がりましたが、強まった状態が続き、 280km/秒に下がっていた速度は、 半日ほどかけてゆっくりと上昇して、 現在は430km/秒と平均的な速度に達しています。 27日周期の図で、 前周期の5月13〜14日に始まっていた太陽風の高まりが、 1日ほど早く回帰したのかもしれません。 前周期は550km/秒まで速度が高まっているので、 この後も速度は上がっていく可能性があります。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃に南北に大きく振れて、 -15nTの大きな南向きの変化が2時間近く発生しています。 速度はまだ低速でしたが、磁気圏の活動は高まって、 AE指数は1100nTの大きな変化を記録しています。 その頃の昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。 空全体を雄大なオーロラの輝きが飾っています。 AE指数はこの後も600nTの中規模の変化が起きていて、 この頃の昭和基地の写真にも素晴らしいオーロラが見えています。 現在の太陽風磁場の南北成分は、 振れ幅は小さくなって、-3nT程度の南向きの変化が見えています。 磁気圏の活動は、規模としては小さくなりそうです。 太陽は無黒点です。 X線グラフも変化は見られません。 南極・昭和基地の全天カメラで、世界時8日18時に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |