宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 6/ 6 12:43 更新 低速の太陽風が続いています。5月の黒点数は 10.1 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 5月の黒点相対数の月平均値は、 10.1 と発表されました。 かろうじてですが、2桁になったのは、 昨年、20018年6月の15.6以来で、およそ1年ぶりです。 その原因となったのは、 ちょうど1周期前の5月上旬に現れていた 2740、2741の2つの黒点群です。 5月4日から18日まで、20前後の黒点相対数が記録されています。 しかし、2741群が沈んだ後はほぼ無黒点が続き、 5月の黒点相対数=0の日は、月の半分の15日に達しています。 2740群、2741群は、 現在の第24活動周期の性質を持っていたので、 新しい周期の立ち上がりについては、今後の変化に注目です。 太陽風は、速度が320km/秒へ少し下がり、 低速の状態が続いています。 磁場強度は、3〜5nTとやや弱い状態です。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化が見られません。 27日周期の図を見ると、 前周期は5月14日から速度の高まりが始まっています。 この時は、発生源のコロナホールがよく分からなかったのですが、 今周期も回帰するのであれば、 次の太陽風の高まりは、10日頃になりそうです。 今週末までは穏やかに推移しそうです。 太陽は無黒点です。 X線グラフも変化のない状態です。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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