宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 3/29 12:58 更新 太陽風の速度は500km/秒に上がり、高速風が到来しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後も、 太陽風の磁場強度はゆっくりと強まり、 夕方には15nTまで高まりました。 その頃から速度も本格的に上昇を始め、 今日未明に500km/秒に達しました。 27日周期の図の前周期に見られた高速太陽風が、 2日ほど遅れてやって来た様です。 現在の太陽風は、速度は500km/秒で安定していますが、 磁場強度は5nTと平均的な状態に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は南北にやや大きく変化していますが、 後半は0nT付近で小さく変化する程度になっています。 このため、AE指数のグラフは、 前半は700nTの中規模の変化が起きていますが、 後半は400nT程度の小規模の変化に留まっています。 高速風は続いていますが、磁場強度が下がってきたので、 この後も、比較的小規模の変化になりそうです。 高速太陽風はどこまで続くでしょうか。 太陽は、無黒点が続いています。 X線グラフも変化は見られません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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