宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:07)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/23 05:15 C1.4
3/22 16:42 C2.8
14:03 C4.8
09:26 C2.1
01:50 C2.6
00:58 C1.2
3/21 23:30 C1.5
11:48 C5.6

黒点  3/23 (NOAA)
磁場 フレア
2736 17 βγ C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 301 +1.6
-2 h 298 +1.0
-4 h 300 +1.5
-6 h 314 +2.0
-8 h 308 +1.0
-10 h 312 +1.6
-12 h 312 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -3 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h 4 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
3/23 0.4 8x10^2
3/22 0.4 7x10^2
3/21 0.5 7x10^2
3/20 0.4 2x10^3
3/19 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















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X線5分1分 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 3/18 09:47 太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかになっています。黒点が現れています。
2019/ 3/19 11:54 黒点は少し大きくなっています。太陽風は低速です。
2019/ 3/20 13:59 新しい黒点が出現しています。太陽風は平均的な速度です。
2019/ 3/21 08:47 C4.8の小規模フレアが発生し、CMEも発生しています。
2019/ 3/22 09:28 C5.3など小規模フレアの発生が続いています。
最新のニュース

2019/ 3/23 14:07 更新
2736黒点群の活動は続いています。CMEによる太陽風の変化に注目してください。

担当 篠原

2736黒点群は、昨日の昼、22日14時(世界時22日5時)にも
C4.8とやや大きい小規模フレアを起こしました。
その他にも、C1〜2の小規模フレアを5回、
Bクラスの小さいフレアを多数起こしていて、
X線グラフはにぎやかな変化になっています。

活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
規模としては小さい変化ですが、活発に爆発が起きています。

可視光写真では、2736黒点群は昨日と同じくらいの大きさです。
太陽の西の端に近付いています。


太陽風の速度は300km/秒へ下がり、
更に低速になっています。
磁場強度も3nT前後とやや弱い状態です。
太陽風はとても穏やかです。

磁場の南北成分は、小さく南北に変化する程度で、
速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかです。
AE指数は小さい変化が見えている程度です。

太陽風は穏やかに推移していますが、
今後、20日夜に発生したCMEによる
太陽風の乱れが到来する可能性があります。
フレアの規模がCクラスだったことと、
現在の太陽風が遅くなっているため、
到来は明後日くらいになるかもしれません。

速度はあまり高まらずに、磁場の強まりが到来するかもしれません。
その場合も、磁場が南向きに強まれば
磁気圏の活動は活発になります。
今後の変化に注目して下さい。



2736黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2736黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。