宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/12 14:14 更新 太陽に第25期の磁場の並びが現れています。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 2月6日のニュースで、 太陽の新しい活動周期の特徴を持った 磁場の強まりについて紹介しましたが、 今日も同じ北半球側に新しい周期の磁場の並びが出現しています。 1枚目にSDO衛星による磁場の写真を掲載します。 黄色の矢印の先の小さい領域ですが、 右にN極(白)、左にS極(黒)の並びができています。 現れた緯度は37度くらいで、 高めの緯度に発生するのも新しい活動周期の始まりの頃の特徴です。 SDO衛星AIA193のコロナ写真では、 明るい光の点として見えています。 一方、可視光写真には、黒点は現れていない様です。 少しずつ、新しい第25期の姿が見え始めています。 太陽は無黒点が続いています。 X線グラフも特に変化はありません。 太陽風は、380km/秒から一旦400km/秒に上がり、 再び360km/秒へ下がる小幅の変化をしています。 磁場強度は、上下の変化はありますが、 6nT前後で推移しています。 磁場の南北成分は、南向きにやや強まる変化をしています。 AE指数は、データが途切れていますが、 磁気圏の活動は少し高まっていた様です。 SDO衛視AIA193では、 太陽の南半球の高緯度域にコロナホールが広がっています。 緯度は高いですが、影響はやって来るでしょうか。 低緯度域にコロナホールはなく、 基本的には太陽風は穏やかに推移しそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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