宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/12 12:41 更新 高速太陽風は終わりに近付いています。昨日の黒点は見えなくなっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降もゆっくりと低下が続き、 ちょうど490km/秒と、500km/秒台を割ったところです。 まだ、やや高速と言える状態ですが、 この後も低下が続いて、高速風は終わりを迎えそうです。 太陽風の磁場強度は、4nTで安定しています。 南北成分は、南に振れたり北に振れたりしていて、 南寄りになった時間帯に、 AE指数では700nT程度と中規模の変化が発生しています。 この後も太陽風速度の低下が続けば、 磁気圏も穏やかになっていくでしょう。 27日周期の図の前周期を見ると、 この後、太陽風は低速の穏やかな状態が続いています。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球の中緯度から極域にかけて、 コロナホールの暗い筋が伸びています。 この領域は、前周期はここまではっきりとは見えていませんでした。 このため、4日後くらいの太陽風に、 新しい変化をもたらす可能性があります。 緯度が高めであることと、広がりが大きくはないので、 影響がやって来ても変化は小さいと思いますが、 注目してください。 昨日現れた黒点には、2730黒点群と番号が付きました。 しかし、見えていたのは今朝までで、 掲載の写真では分からなくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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