宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/28 13:24 更新 太陽風は平均的な速度に上がっています。磁気圏の活動も少し高まりました。 担当 篠原 太陽風は、昨夜、27日19時(世界時27日10時)頃から速度が高まり、 400km/秒と平均的な速度になっています。 DSCOVR衛星のグラフの最後では、 440km/秒に上がる変化も見えています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 速度の変化とともに、磁場の南北成分の振れ幅もやや大きくなり、 -5nT程度の南向きの変化も発生しています。 このため、磁気圏の活動も少し高まって、 AE指数は、300〜700nTと小規模から中規模程度の変化が発生しています。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの最後では北寄りになっていて、 磁気圏の変化も現在は静かになっています。 磁場の南北成分は、この後どの様に変化するでしょうか。 それによって、オーロラの現れ方も変わります。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部にコロナホールが大きく広がっています。 3日後くらいには、この領域の影響が地球に来ているでしょう。 太陽は、今日も無黒点で穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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