宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/12 14:04 更新 太陽風は高速の状態が続いています。太陽の中央部に黒点が現れました。 担当 篠原 昨夜遅く、太陽の中央部に黒点が現れ、 現在の可視光写真でも見えています。 今朝のNOAAの報告書では、まだ番号は付けられていませんでした。 この黒点は、北緯5度程度と北半球の低い緯度に発生しています。 磁場の並びは、左にN極(白)、右にS極(黒)となっていて、 現在の第24活動周期の北半球の黒点の並び方です。 9日に現れた黒点は、次の第25期の特徴を持っていましたが、 活動周期が切り替わっていくこれからの期間は、 両方の活動周期の特徴を持った黒点が見られるでしょう。 太陽に特に活動はなく、穏やかです。 太陽風は、昨夜にかけて550km/秒へ速度を下げましたが、 今日に入るとまた高まり、600km/秒に戻っています。 磁場強度は、4〜6nTをゆっくりと変化していますが、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りになっている時間が多く、 時々、南向きに振れています。 この様な時間帯に、AE指数で300〜500nTの 小規模の活動が発生しています。 高速太陽風は続いていますが、磁場の振れ方の影響で、 磁気圏の活動はそれほど強まっていません。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の西の端へ進んでいます。 太陽風の高まりは、後半へ入っていきそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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