宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/11 08:58 更新 太陽風の速度は600km/秒に達し、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日、500km/秒に高まっていた太陽風の速度は、 その後もゆっくりと上昇を続け、現在、600km/秒に達しています。 反対に、磁場強度は10nTから5nTヘゆっくり下がり、 平均的な値に戻っています。 磁場強度が下がってきたので、 太陽風の速度の上昇はこの辺りで落ち着きそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風と同じくらいの速度の高まりになっています。 太陽風磁場の南北成分は、 北向きになっている時間帯が多くなっていますが、 時々、南向きに強まって、-5nTや-10nTの変化をもたらしています。 速度の高まりと重なって、 これらの時間帯に磁気圏活動の高まりを作っています。 AE指数では、1000nTや500nTの変化が、 少し時間をおいて、何度も発生しています。 グラフの後半にあたる、世界時10日19〜20時頃の ノルウェー・トロムソのオーロラを、全天カメラの動画で紹介します。 天気が良くなって、夜空全体のオーロラを見ることができます。 AE指数では、500〜700nTの中規模の変化が起きている頃です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは太陽の西半球に入っています。 前周期の高速風は、4日ほど続きました。 今回もあと3〜4日程度かもしれません。 太陽の北西(右上)に見えていた黒点は消えてしまい、 太陽は無黒点になっています。 ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、世界時11日19〜20時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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