宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/ 8 14:28 更新 太陽風は平均的な状態です。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、速度は400〜420km/秒、磁場強度は5〜6nTと、 どちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北に向いたり、南に向いたり変化しています。 このため、磁気圏では小中規模の活動が起きている様で、 ノルウェー・トロムソの全天カメラでは、 掲載の様なオーロラの活動が捉えられていました。 世界時7日21時前後の変化で、 DSCOVR衛星の太陽風データを見ると、 少し前の時間帯に、-5nTの南向き磁場が観測されています。 この変化と関係するオーロラ活動の高まりでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽中央部の南側にコロナホールが大きく広がっています。 2日後くらいからこの領域による高速太陽風が始まりそうです。 太陽は、SDO衛星AIA193の東端(左端)に、 明るい領域が見えて来ましたが、黒点はありませんでした。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15の赤線が、ちょうど1万に達しています。 太陽風は落ち着いた状態に戻っているので、 さらに大きく変化することはないでしょう。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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