宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/ 2 13:01 更新 太陽風は高速になっています。磁気圏もやや活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、今日に入った頃から高まり始め、 現在は500km/秒と高速の風になっています。 太陽風の磁場強度は、 速度が上がり始める前に9nT程度に高まりましたが、 現在は3nTへ下がってやや弱くなっています。 27日周期の図の前周期の太陽風と同様に、 速度の上下の変化が到来している様です。 太陽風磁場の南北成分は、 比較的南寄りに変化しています。 磁場強度が強まったので、南北の変化も大きくなり、 -5nT程度の南向きの変化も目立っています。 このため、磁気圏の活動もやや高まって、 AE指数では、300〜500nTの小規模の変化が連続的に発生し、 1000nTに達する大きい変化も起きています。 現在、磁場強度は下がっていますが、速度が高まっているので、 磁場の南向きの変化が続くと、 磁気圏もやや活動的な状態が続きそうです。 SDO衛星AIA193では、中央部のコロナホールが西に進み、 明日か明後日くらいに影響が始まるかもしれません。 また、東端のコロナホールは、全体が見やすくなってきました。 太陽は、2723黒点群が見えていますが、 昨日より小さくなっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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