宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/22 11:00 更新 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜遅く、21日23時(世界時21日14時)頃から 太陽風の磁場強度が強まり始め、 3nTとやや弱かった状態から、現在は10nTに強まっています。 太陽のコロナホールの影響が始まった様です。 一方、太陽風の速度は、330km/秒から390km/秒に上がって、 平均的な速さに戻った程度です。 磁場が強まっていることから、 今後、速度も更に高まる可能性があります。 磁場が強まり始めた頃から、 太陽風磁場の南北成分は、南向きに強まる様に傾向が変わり、 -5nTを超えるくらいの南向きが続いています。 このため、磁気圏の活動度も高まって、 AE指数は、1000nTに達する大きい変化が発生しています。 この活動の高まりに繋がる、 世界時21日21時半から22日0時にかけてのオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 後半から雲がかかってしまいますが、 激しいオーロラの動きに注目してください。 27日周期の図を参照すると、前周期の太陽風は、 600km/秒を超えるくらいまで速度が高まりました。 今回はどの様な推移を見せるでしょうか。 太陽は無黒点が続いています。 穏やかな状態です。 ノルウェー・トロムソの全天カメラで、世界時21日21時半〜22日0時にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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