宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 7/11 12:37 更新 太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨夜、10日21時(世界時10日12時)に、 太陽風の磁場強度が4nTから12nTに急に強まる変化が、 DSCOVR衛星で観測されています。 磁場強度は、その後も10nT程度を保ちながら 半日ほど経過しています。 7月8日の記事でお知らせした、 7月5日に発生したCMEに関係する磁場の強まりかもしれません。 その場合、到来まで5日ほどかかったことになります。 太陽風の速度は、低下の傾向が続いていて、 380km/秒から320km/秒まで下がり、 すっかり低速の風になっています。 磁場の南北成分は、強まった後は、 北向きの状態が続いています。 速度の低下もあり、磁気圏は穏やかで、 AE指数は、7月10日のグラフの中盤以降は変化がありません。 太陽風のグラフの右端では、 磁場の南北成分が0nTに近付いていて、 これから南向きに反転する可能性があります。 南を向いて、更に強まって行った場合、 磁気圏の活動も少し高まる可能性があります。 (速度が下がっているので、限定的でしょう) 太陽は無黒点が続いています。 X線グラフも特に変化はありません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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