宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 7/10 12:02 更新 太陽風はやや低速になり、磁気圏は穏やかな状態が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の夜にかけて420km/秒付近を推移していましたが、 深夜になると400km/秒を割り、 今朝以降は380km/秒とやや低速の風になっています。 磁場強度は、 今朝になって、3nTから4nTに少し上がっています。 グラフではしっかり上がって見えますが、 値としては小さい変化で、 平均的な強度に戻りかけている程度です。 磁場の南北成分は、 今朝までは0nT付近で小さく変化していましたが、 その後、南北に振れて、 -3nTの弱い南向きの変化も起きる様になっています。 しかし、変化が小幅であることや、 太陽風の速度が下がっているためか、 磁気圏は穏やかな状態が続き、 今のところ、AE指数は特に変化は見られません。 太陽は、可視光写真の東端に白斑が広く見えていますが、 黒点はなく、X線グラフも穏やかです。 STEREO Ahead衛星で東端の向こうを見ても、 活発な領域は特に見られず、 無黒点は更に続くかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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