宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 7/ 9 12:04 更新 太陽は無黒点で穏やかです。太陽風は平均的な速度にほぼ戻っています。 担当 篠原 太陽の東端(左端)から上がってきた活動的な領域は、 白斑が見えるだけで、黒点は無い様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 この部分が明るく光っていますが、 X線グラフは、小さい変化もなくなり、 活動は静かになっている様です。 太陽は、全体としても無黒点です。 6月28日に無黒点になって以来、 無黒点の日数は10日を超えています。 太陽風は、今朝まで450km/秒とやや高速の状態が続きましたが、 グラフの最後で420km/秒に下がり、 速度の高まりはこの辺りで終わりそうです。 磁場強度は、4nTから2nTへ下がり、弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で変化は小さく、 磁気圏は穏やかです。 AE指数のグラフは目立った変化は見られません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 赤道や低緯度域はぼんやりと光るだけで、 コロナホールは見られません。 27日周期の図も、前周期は速度の遅い穏やかな太陽風でした。 今回、太陽風の推移が前周期から変化していますが、 この後は穏やかになるのでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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