宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 4/21 13:48 更新 太陽風の速度は600km/秒に高まり、磁気圏の活動も活発になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に更に高まり、 夕方には500km/秒と高速の状態になり、 今日に入る頃、600km/秒へ達しました。 現在も、この高速の状態が続いています。 コロナホールの影響は、一段と強まっています。 太陽風の磁場強度は、速度の上昇とともに次第に下がり、 現在は4nTと平均的な値に戻っています。 速度の変化は既にピークを迎えている様です。 磁場の南北成分は、南北に頻繁に変化しています。 速度の高まりもあって、磁気圏の活動は一段と強まり、 AE指数は1000nTに達する大きな変化を数回記録しています。 このうち、世界時20日19時半頃のオーロラの様子を、 南極、昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 AE指数が1200nTまで大きく変化した頃です。 現在は磁場強度が下がってきたので、 磁気圏の活動は小さくなりそうです。 また、SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールは太陽の西の端に近付いています。 太陽風への影響は次第に弱まっていきそうです。 太陽では、2706黒点群の全体の姿が見える様になり、 昨日よりも少し発達している様です。 X線グラフを見ると、Bクラスの小さいフレアが数回発生しています。 今後、Cに達する活動を起こすでしょうか。 また、2706群の右下に小さい黒点が現れています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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