宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 4/20 15:21 更新 太陽風の高まりが到来し、磁場強度が強まっています。 担当 篠原 太陽風の高まりが始まっています。 DSCOVR衛星の観測では、 今朝、20日8時半(世界時19日23時半)に、 太陽風の速度、プラズマ密度の急な上昇が発生しています。 速度の変化は、290km/秒から330km/秒程度と小幅ですが、 密度は、1立方センチあたり、10個から40個に高まっています。 太陽風の急な変化は、地上磁場でも観測されていて、 茨城県の地磁気観測所のデータでは、 20日9時半(世界時20日0時半)頃に、 磁場の急な強まりが観測されています。 その後、太陽風の速度は更に高まって、 現在は390km/秒と平均的な状態に達しています。 一方、太陽風の磁場強度は、 この変化の到来前は2nTと弱い状態が続いていましたが、 以降、次第に強まり、20nTに達しています。 磁場の南北成分は、南向きに大きく振れて、 -10nTの変化がしばらく続きました。 磁気圏の活動は強まりそうですが、 AE指数の変化は500nTと中規模くらいに留まっています。 掲載しているDSCOVR衛星のグラフでは、 磁場強度と南北成分は、最後のところで大きく変化しています。 今後、どのような傾向になるのか注目して下さい。 太陽風に、コロナホールの影響が始まったのだと思います。 この後、更に速度が高まって、 磁気圏の活動も強まるかもしれません。 注目して下さい。 太陽は、東端の黒点に、2706群と番号が付けられています。 黒点は複数見えていますが、 X線グラフは目立った変化はなく、 今のところ、活動度は低い様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |