宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/20 --- ---
4/19 --- ---
4/18 --- ---

黒点  4/20 (NOAA)
磁場 フレア
2706 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:15 378 -5.1
-2 h 341 -7.6
-4 h 340 -0.8
-6 h 327 -2.9
-8 h 291 +1.0
-10 h 285 +2.1
-12 h 280 -1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -17 -/ -
-2 h 29 -/ -
-4 h 29 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
4/20 0.5 1x10^3
4/19 0.5 4x10^3
4/18 0.6 5x10^3
4/17 0.5 4x10^3
4/16 0.5 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 4/15 11:20 太陽風は低速になっています。太陽の東端から活動的な領域が近付いています。
2018/ 4/16 13:31 太陽の中央部に小さい黒点が発生しています。太陽風は更に低速になっています。
2018/ 4/17 12:08 太陽に新しい黒点が現れています。太陽風はかなり低速になっています。
2018/ 4/18 12:15 太陽は無黒点です。低速の穏やかな太陽風が続いています。
2018/ 4/19 12:41 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速ですが、今後高まるかもしれません。
最新のニュース

2018/ 4/20 15:21 更新
太陽風の高まりが到来し、磁場強度が強まっています。

担当 篠原

太陽風の高まりが始まっています。
DSCOVR衛星の観測では、
今朝、20日8時半(世界時19日23時半)に、
太陽風の速度、プラズマ密度の急な上昇が発生しています。
速度の変化は、290km/秒から330km/秒程度と小幅ですが、
密度は、1立方センチあたり、10個から40個に高まっています。

太陽風の急な変化は、地上磁場でも観測されていて、
茨城県の地磁気観測所のデータでは、
20日9時半(世界時20日0時半)頃に、
磁場の急な強まりが観測されています。

その後、太陽風の速度は更に高まって、
現在は390km/秒と平均的な状態に達しています。

一方、太陽風の磁場強度は、
この変化の到来前は2nTと弱い状態が続いていましたが、
以降、次第に強まり、20nTに達しています。

磁場の南北成分は、南向きに大きく振れて、
-10nTの変化がしばらく続きました。
磁気圏の活動は強まりそうですが、
AE指数の変化は500nTと中規模くらいに留まっています。

掲載しているDSCOVR衛星のグラフでは、
磁場強度と南北成分は、最後のところで大きく変化しています。
今後、どのような傾向になるのか注目して下さい。

太陽風に、コロナホールの影響が始まったのだと思います。
この後、更に速度が高まって、
磁気圏の活動も強まるかもしれません。
注目して下さい。


太陽は、東端の黒点に、2706群と番号が付けられています。
黒点は複数見えていますが、
X線グラフは目立った変化はなく、
今のところ、活動度は低い様です。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。