宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 2/20 11:49 更新 高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いていますが、 昨日の昼頃が速度のピークだった様で、 以降、ゆっくりと低下に向かい、現在は520km/秒です。 太陽風の磁場強度は、 5nT前後と平均的な状態を保っています。 南北成分は、振れ幅は小さいですが南寄りになっています。 速度が高まっていることと重なって、磁気圏の活動は高まり、 AE指数では、500nTに達する中規模の変化が 長い時間見られています。 連日の掲載になりますが、 ノルウェー・トロムソの全天カメラのオーロラを掲載します。 世界時19日22時前後の活動です。 好天、好太陽風、新月に恵まれて、最高の夜が続いているようです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 今回の高速風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西の端に達していて、 引き続き、影響は弱まっていくでしょう。 一方、太陽の中央部から東側(左側)にかけて、 ぼんやりとしたコロナホールの様な領域が、 あちこちに見えています。 これらの影響が地球に到来するかどうか、 今週後半の太陽風の様子に注目してください。 また、高速太陽風の影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が増加して、 赤線のGOES14が、10,000の線に達しています。 このグラフが1万に達したのは、2017年11月24日以来で、 3か月ぶりです。 太陽は今日も無黒点で穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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