宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/25 09:30 更新 新しい黒点が発生しています。太陽風は平均的な速度に上がっています。 担当 篠原 太陽の北半球の中心付近に、新しい黒点が出現しています。 2689黒点群と番号が付けられそうです。 掲載の可視光写真でも小さく見えています。 フレアなどの発生は特に見られず、 X線グラフは変化のない状態が続いています。 太陽風は、昨夜から今朝にかけて430km/秒程度に速度が高まり、 低速風から平均的な速さの風に戻っています。 磁場強度も、10nT近くまで高まり、 グラフの最後で5nTに下がるという変化をしています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球のコロナホールはまだ中央線を通過した程度で、 影響の始まりとしては早すぎるように思います。 太陽風の一時的な変化なのか、このまま高速風に繋がっていくのか、 前周期とは違う推移になっているので、注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、強度が高まったこともあり、 +5nTから -5nTにかけて、南北の変化をしています。 このため、AE指数では500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 このやや活動的な状況は続くでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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