宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/22 15:51 更新 太陽風の速度が再び高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、一旦、550km/秒まで下がりましたが、 今朝になると、580km/秒へ再び高まり、 更に、最新のデータは650km/秒へ上昇しています。 速度の高まりとともに、磁場強度も10nTへ高まりました。 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった後は南寄りになっています。 速度が高いこともあって、磁気圏の活動は強まって、 AE指数は1700nTに達する激しい変化も発生しています。 現在は磁場の強まりは一段落していますが、 速度がかなり高まっているため、 磁場の南寄りの変化が続けば、 磁気圏の活動も活発に続くでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では コロナホールは西に去り、地球への影響は弱まる頃です。 現在の高速太陽風がどのように推移するか注目してください。 太陽は、2671黒点群と2672黒点群の姿が目立っています。 フレアの活動は減っていて、C3.0、C1.5、C1.5と、 小さいCクラスのフレアが発生した程度で、 X線グラフの変化も弱くなっています。 黒点群の活動度は、このまま下がっていくのでしょうか。 あるいは、一休みして再び高まるのでしょうか。 世界時8月21日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月22日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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