宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 7/19 12:44 更新 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 2665黒点群は、C1.7、C1.1、C2.8など、 小規模フレアを活発に起こしながら、 太陽の西の端に沈んで行きました。 その活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 沈んだ後のフレアの規模は、この値より大きかった可能性があります。 2665黒点群が見えなくなった後、新しい黒点は現れず、 太陽は無黒点になっています。 太陽風は、昨夕、18日18時(世界時18日9時)に、 530km/秒から630km/秒へ再び速度が上昇しています。 現在も、600km/秒付近を細かく上下しています。 磁場強度は3nTに下がって、やや弱い値になっています。 磁場の南北成分は、0nTからやや北寄りに推移しています。 このため、磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数のグラフは変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球の中央部にコロナホールが大きく広がっています。 現在は太陽風の乱れが続いていて、今後の変化が予想しにくいですが、 このコロナホールの影響が続いて、 太陽風の速度は高まった状態が続くかもしれません。 西へ沈んで行く2665黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時7月18日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時7月19日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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