宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/26 13:05 更新 太陽風は高速風になり、磁気圏の活動もやや高まっています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダのブリティッシュコロンビア州ランビーで、 現地25日1時(世界時25日8時、日本時間25日17時)に撮影された オーロラの写真をいただきました。 ランビーは、北緯50度と比較的緯度が高く、 北極圏には達していないので、夏至の頃でも空が暗くなり、 オーロラの活動が強まれば、オーロラの光を見ることができるようです。 昨日から今日にかけて、 太陽風の速度は420km/秒から500km/秒へゆっくりと高まり、 高速の太陽風が到来しています。 (速度が下がるのではと見通しを書きましたが、反対になっています) 磁場強度も、速度の上昇に先立って、6nTから一時的に10nTに高まり、 現在は6nTへ戻っています。 磁場の南北成分は、-5nT程度に南向きに強まる時間帯が見られ、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の活動が数回発生しています。 高坂さんの撮影は、AE指数がちょうど1000nTのピークに達した頃です。 オーロラが輝いている地域から見ると、南の低緯度側に離れているため、 オーロラは地平線の近くで光っています。 低空の緑の光と、高い所の赤い光と、色合いがきれいに分かれています。 写真の右上には、(分かりにくいですが)カシオペア座が写っていて、 すぐ下、赤いオーロラの中に、二重星団がぼんやりと輝いています。 この地域は、オカナガン地方というそうですが、 気温も35度と夏になっているそうです。 見事なタイミングのオーロラの写真をありがとうございます。 太陽は、2664黒点群が中央に近づいていますが、 特に活動はなく、穏やかです。 また、中央部の南側に黒点が現れかけているようです。 見えるほどの大きさに発達するでしょうか。 (c) 高坂雄一氏 世界時6月25日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時6月26日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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