宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/ 9 17:15 更新 太陽は無黒点になっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 8日2時(世界時7日17時)に、 2661黒点群でB4.4の小さいフレアが発生しました。 規模は小さいですが、SDO衛星AIA193の画像を見ると、 コロナの噴出を伴っている様です。 CMEの噴出が起きている場合、 太陽のほぼ中央で発生しているので、 太陽風の乱れが地球へやって来る可能性があります。 SOHO衛星LASCO C2を見ると、 太陽の東側(左側)に向かって、ガスの小さい噴出が起きています。 横方向だけの噴出であれば、影響は来ないと思われますが、 4〜5日後の6月12〜13日頃に、 太陽風磁場の強まりなどの乱れが到来するかもしれません。 注目してください。 今日の太陽は、2661黒点群は見えなくなり、 無黒点になっています。 X線グラフも変化はなく、穏やかです。 太陽風は、320km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、4nT付近で安定しています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さくなっている時間帯が長く、 磁気圏は穏やかです。 2661黒点群で発生したB4.4の小さいフレア。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 小さいCMEが東(左)に向かって噴出している。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時6月8日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時6月9日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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