宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/10 10:27 更新 太陽風の速度は300km/秒に下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、320km/秒から300km/秒へ下がり、 一段と低速の風になっています。 磁場強度は、4nTから2nTに下がり、現在は3nT付近です。 太陽風はとても穏やかです。 磁場の南北成分は、グラフの前半は0nT付近で変化していましたが、 今日に入った頃から南向きに偏るようになり、 -4nTまで振れたりしています。 変化としては小幅ですし、速度も低速ですが、 磁気圏の活動が少し高まるかもしれません。 27日周期の図の前周期の太陽風の変化を見ると、 明日に相当する5月15日から、太陽風の速度が高まり、 600km/秒の高速風が到来しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真で、コロナホールの分布を比較すると(1枚目の図)、 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)は、 太陽の中心部に南北に細長くコロナホールが伸びていましたが、 現在の太陽では、ほぼ見えなくなっています。 このため、今回はこのまま速度の遅い穏やかな太陽風が続くかもしれません。 前周期の変化が残っているかどうか、明日以降の太陽風に注目してください。 太陽は、黒点は見えない状態です。 2661黒点群があった西側(右側)の領域で、 Bクラスの小さいフレアが起きた程度で、太陽も穏やかです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時6月9日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時6月10日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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