宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:27)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 --- ---
6/ 9 --- ---
6/ 8 --- ---

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 298 -3.0
-2 h 288 -1.7
-4 h 296 -1.4
-6 h 299 -1.4
-8 h 312 -1.4
-10 h 313 -0.8
-12 h 311 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
6/10 0.4 6x10^2
6/ 9 0.4 6x10^2
6/ 8 0.5 8x10^2
6/ 7 0.4 7x10^2
6/ 6 0.5 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 6/ 5 13:06 太陽風はやや低速です。5月の黒点相対数は、18.8 でした。
2017/ 6/ 6 13:50 Cクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2017/ 6/ 7 14:59 太陽風は低速です。C1の小さいフレアが発生しています。
2017/ 6/ 8 14:51 太陽風は更に低速になり、磁気圏も穏やかです。長野県で撮影された大気光を紹介します。
2017/ 6/ 9 17:15 太陽は無黒点になっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2017/ 6/10 10:27 更新
太陽風の速度は300km/秒に下がっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、320km/秒から300km/秒へ下がり、
一段と低速の風になっています。
磁場強度は、4nTから2nTに下がり、現在は3nT付近です。
太陽風はとても穏やかです。

磁場の南北成分は、グラフの前半は0nT付近で変化していましたが、
今日に入った頃から南向きに偏るようになり、
-4nTまで振れたりしています。
変化としては小幅ですし、速度も低速ですが、
磁気圏の活動が少し高まるかもしれません。


27日周期の図の前周期の太陽風の変化を見ると、
明日に相当する5月15日から、太陽風の速度が高まり、
600km/秒の高速風が到来しています。

SDO衛星AIA193の太陽写真で、コロナホールの分布を比較すると(1枚目の図)、
2周期前(54日前)、1周期前(27日前)は、
太陽の中心部に南北に細長くコロナホールが伸びていましたが、
現在の太陽では、ほぼ見えなくなっています。
このため、今回はこのまま速度の遅い穏やかな太陽風が続くかもしれません。
前周期の変化が残っているかどうか、明日以降の太陽風に注目してください。


太陽は、黒点は見えない状態です。
2661黒点群があった西側(右側)の領域で、
Bクラスの小さいフレアが起きた程度で、太陽も穏やかです。



2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


世界時6月9日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時6月10日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。