宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/31 12:37 更新 昨夜にかけて太陽風は高速になりました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夜にかけて550km/秒へ高まり、 高速の風になりました。 今日の朝まで高速の状態は続き、 その後少し下がって、 現在は420km/秒と平均的な速度に戻っています。 今日もDSCOVR衛星のデータには乱れがあるため、 ACE衛星のグラフを掲載しています。 太陽風の磁場強度は、10nTから5nTへ下がり、 平均的な値に戻っています。 南北成分は北寄りで推移しています。 このため、磁気圏は穏やかで、 AE指数は700nTの中規模の高まりが1度発生していますが、 その他は静かです。 27日周期の図の前周期の太陽風速度のグラフは、 400km/秒前後の穏やかな状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 中心部に小さいコロナホールが見える程度で、 今回も、基本的には穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は黒点の見えない状態です。 東端から活動的な領域が近づいているようです。 黒点の出現となるでしょうか。 (c) 京都大学WDC 世界時5月31日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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