宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/ 3 10:23 更新 太陽風は320km/秒と低速になっています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後に400km/秒を割り、 夜にかけてさらに遅くなって、 現在は、320km/秒と低速の風になっています。 磁場強度も、5nTから3nTヘ下がり、弱まっています。 27日周期の図を見ると、前周期も同じ頃(11月5〜6日に、 太陽風の速度が300km/秒台に下がっていて、 同様の推移となっています。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近から弱い南寄りになっています。 磁気圏では、弱い活動が起きていたようで、 AE指数は、250nTの小さい変化が2回発生しています。 太陽風の速度が下がっていることもあり、 基本的には磁気圏は穏やかに推移するでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽写真の南東側(左下)に、 コロナホールが見えてきました。 5日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。 太陽は、目立った変化はなく穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少が続き、 今日はちょうど10,000に達するくらいに下がっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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