宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/ 6 12:51 更新 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風は、低速の状態が続いていますが、 300km/秒から330km/秒へ少し速度が高まっています。 磁場強度は、5nT付近をやや上下して、 細かく変化しています。 太陽風の高まりには、まだ早そうですが、 前周期もこの頃は、 磁場強度の強まりなどの変化が起きています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数のグラフは、 中央部に250nTの小規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球のコロナホールは、太陽の中央部に広がり、 ここから細長く北東に伸びています。 コロナホールの分布を、前の周期と比較すると(1枚目の図)、 この領域では、次第に大きく広がっているようです。 この後の太陽風の変化は、前周期もその前の周期も、 700km/秒に達するほどに高まり、 5日ほど高速の状態が続いています。 今回も、明後日、8日頃から速度の高まりが始まりそうです。 太陽では、2615黒点群で、C1.2の小規模フレアが発生しています。 その他には目立った変化はなく、概ね静穏です。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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