宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 5 02:33 C1.8
12/ 4 16:04 C1.2
11:46 C1.1
12/ 3 --- ---

黒点 12/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2612 2 β ---
2615 15 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 293 +1.2
-2 h 284 +3.9
-4 h 281 -1.9
-6 h 283 -3.3
-8 h 279 -2.2
-10 h 279 +2.1
-12 h 279 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
12/ 5 0.5 1x10^4
12/ 4 0.4 1x10^4
12/ 3 0.4 1x10^4
12/ 2 0.4 2x10^4
12/ 1 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/11/30 13:38 Mクラスのフレアが2回発生しました。Mクラスは4か月ぶりです。
2016/12/ 1 13:49 2615黒点群の活動は弱まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2016/12/ 2 14:08 太陽風に小さい変化が到来しました。再び、アラスカのオーロラをどうぞ。
2016/12/ 3 10:23 太陽風は320km/秒と低速になっています。太陽も穏やかです。
2016/12/ 4 11:36 太陽風の速度は300km/秒まで低下しています。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2016/12/ 5 13:50 更新
太陽風は低速ですが、磁場がやや強まっています。11月の黒点相対数は 21.4 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
11月の黒点相対数は、21.4 と発表されました。
10月も 33.6 と低かったのですが、
そこからさらに下がっています。

黒点数が 20台に下がったのは、
6月の20.5以来で、現在の減少期間の中では2回目です。
また、グラフを見ると、
2016年の前半から始まっていた大きな低下の傾向が、
そのままの流れとして現在も続いているように感じます。

11月は、黒点の見えない無黒点の日も4日発生していて、
6月(9日)、7月(5日)以来の日数になっています。



現在の太陽風は、290km/秒とかなり低速の状態が続いています。
磁場強度は、2nTから7nTにやや強まっていますが、
太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、
セクター境界に関係する変化ではないかと思います。
27日周期の図を見ると、
前周期もこの頃に細かい変化をしています。
この後、太陽風の磁場強度は、
やや強まった状態が続くかもしれません。

磁気圏は静穏で、
AE指数は小規模の変化が時々起きている程度です。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、南極から北半球の東端にかけて、
コロナホールが細長く伸びています。
今後は、この領域の影響に注目して下さい。
到来は、3日後くらいになりそうです。


太陽は、中央の2615黒点群が目立っています。
昨日から今日にかけて、C1.1、C1.2、C1.8と、
C1の小規模フレアを3回起こしています。




太陽黒点相対数の長期変化。11月の黒点相対数は 21.4 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。