宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/ 6 14:17 更新 高速の太陽風は終わりつつあります。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂さんより、フィンランドのオーロラ写真をいただいています。 高速太陽風も後半に入った、10月2日、3日の活動です。 1枚目は、イナリ近くの撮影だそうで、 高坂さんより「天狗のようなオーロラが」見られたとのことです。 そう聞くと、以降は、すっかり天狗の横顔に見えるようになってしまいました。 2、3枚目は、レヴィのスキー場に移動しての撮影のようです。 この時の活動は凄く、 街中の明かりにも負けないほどのオーロラだったそうです。 現地では、4晩連続でオーロラが見えていたそうですが、 今後は天気が崩れそうで、撮影は厳しくなりそうとのことです。 連日のように素晴らしい写真をありがとうございます。 最北端、ノールカップの写真もいただいているのですが、 こちらは次回に・・・ 太陽風は、いよいよ速度が下がり始め、 現在は460km/秒とやや高速の状態です。 掲載のACE衛星のデータは、 500km/秒を割ったくらいで途切れていますが、 その後もゆっくりと下がっているようです。 磁場強度は、4nT付近で安定しています。 南北成分は、0nT付近で小さく変化して、 磁気圏の活動もやや弱まり、 AE指数は、グラフの前半に 500nTの変化が見られる程度になっています。 地球は、コロナホールの影響を抜けつつあるようです。 SDO衛星AIA193には、中央部に目立ったコロナホールはなく、 この後、太陽風は穏やかになりそうです。 太陽は、X線のグラフに変化はなく、 静かな状態です。 東端から新しい黒点が見え始めています。 フィンランド北部、Ukonjarvi Lake にて、 現地10月2日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 フィンランド北部、Levi にて、 現地10月3日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 フィンランド北部、Levi にて、 現地10月3日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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