宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 7/30 09:40 更新 太陽風の速度は600km/秒に高まりました。現在は下がり始めています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの直後、 29日15時(世界時29日6時)にもう一段高まって、 600km/秒に達しました。 反対に、15nTを超えて強まっていた磁場強度は、 5nTと平均的な値へ一気に下がっています。 以降、深夜まで600km/秒近いかなり高い速度が続きましたが、 今朝にかけてゆっくりと下がり、現在は530km/秒と、 高速の状態は続いていますが、やや落ち着いた感じです。 磁場強度も、3nT程度へ弱まっています。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近を小さく変化する程度で、 速度は上がりましたが、磁気圏への影響は特に高まっていません。 AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が数回発生した程度です。 磁場強度が下がったので、 太陽風の高まりは後半に入っていると思われます。 速度はゆっくりと下がっていきそうです。 一方、SDO衛星AIA193では、 中央部のコロナホールが、太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから次の高速太陽風がやって来そうです。 27日周期の図を見ると、前周期の7月7日から太陽風が高まっています。 今回、コロナホールの位置が少し西に進んでいるようで、 太陽風の変化の到来は、27日周期の図よりも早まるかもしれません。 太陽は、2570黒点群が見えています。 特に活動はなく、太陽はとても穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |