宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/13 12:51 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏も比較的穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、370km/秒へ下がり、 やや低速の風になっています。 磁場強度は、4nTから6nTへ上がる変化が見えていますが、 値としては平均的な状態です。 27日周期の図では、前周期の太陽風は、 400km/秒前後の速度が続いています。 今回も同様の変化となるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近から弱い南寄りになっています。 AE指数は、200nTの小さい変化が起きている程度で、 比較的穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球の中央部にコロナホールが広がっています。 27日前と同じような広がりになっていて(1枚目の図を参照)、 前周期と同様に太陽風への影響は見られないのか、 今回は変化が到来するのか、 16日以降の太陽風の推移に注目して下さい。 太陽は、フレアの発生はなく、静かな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し下がり、 GOES15(青線)は、10万には届いていません。 しかし、かなり高まった状態は続いています。 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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