宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 3/21 12:00 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動を強めました。 担当 篠原 太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度は、昨夕までは5nTで安定していましたが、 その後、7nTに少し高まって、現在まで続いています。 磁場の南北成分が特徴的な変化をしています、 磁場が強まるとともに、南向きに大きく変化して、 -5nTを超えるくらいに高まった南向きの磁場が、 6時間ほど続きました。 この影響で、磁気圏の活動も一段高まって、 AE指数のグラフは、 中盤から1200nTに達する大きな変化が発生しています。 変化のピークを少し過ぎた頃の様子ですが、 ノルウェー・トロムソの全天カメラによるオーロラの動画を掲載します。 月が明るく、空の条件はかなり悪いですが、 夜空を東西に横切って、オーロラが躍動しています。 磁場の南北成分は、今朝くらいから北向きに切り替わり、 現在は+5nTくらいです。 このため、磁気圏の活動は現在は穏やかになっているでしょう。 太陽の北半球のコロナホールは、さらに西に進み、 そろそろ影響が始まるかもしれません。 引き続き、太陽風の様子に注目してください。 太陽は、昨日のC3フレア以降は特に活動はなく、 穏やかになっています。 今日は東京に来ています。 この後、午後の飛行機でフランスへ向かいます。 今週いっぱいは更新が不定期になります。 臨時サーバーからの復帰も、現地に着いてから挑戦します。 引き続きご不便をおかけして、申し訳ありません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工:宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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