宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 3/20 13:00 更新 太陽風は平均的な状態です。コロナホールの影響が始まるかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、速度は430km/秒から400km/秒へ下がり、 磁場強度も5nTに落ち着いて、 どちらも平均的な状態になっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真では、 北半球のコロナホールは、西側に半分ほど進み、 そろそろ影響が始まる可能性があります。 磁場強度が強まり始めるなど、変化が見られたら、 以降の太陽風に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 南寄りの変化が続いています。 特に、グラフの前半では、振れ幅もやや大きく、 AE指数は、1000nTに達する変化を2回記録しています。 極域では、オーロラの活動がにぎやかに 見られたのではないでしょうか。 グラフの後半では、太陽風が落ち着いてきたため、 AE指数の変化も小さくなっています。 太陽では、北西の端(右上)の2521黒点群で、 C1.2、C3.7の小規模フレアが発生しています。 この領域は、すぐに没して見えなります。 また、太陽の中央部の南側で、 フィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 この噴出により、 CME(太陽ガスの放出現象)も起きている可能性があります。 規模は小さいと思いますが、場所が太陽の中央部であることや、 コロナホールによる高速風と重なって、 3日後くらいに、磁場の強まりが到来するかもしれません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工:宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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