宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 2/20 13:25 更新 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動は弱まりかけています。 担当 篠原 昨日のフィラメント噴出によるCMEの様子が、 SOHO衛星LASCO C2カメラで撮影されています。 噴出するガスは、ほとんどが左下に向かっていて、 地球の方向には向かっていないようです。 目立つほどの太陽風の乱れは、来ないように思います。 太陽では、2497黒点群が見えなくなりましたが、 南東端(左下側)から活動的な領域が近づいていて、 C1.2、C2.7の小規模フレアを起こしています。 この後、黒点が姿を現しそうです。 太陽風は、速度の低下がゆっくりと続き、 昨日の570km/秒から、現在は520km/秒へ下がっています。 高速の状態は続いています。 磁場強度は、4nT前後で安定しています。 南北成分は、グラフの前半は南寄りで、 AE指数も、500〜800nTの中規模の変化が続いています。 しかし、ACEのグラフの後半からは、 磁場はやや北寄りになっています。 AE指数もこれに合わせて、 後半では変化がやや小さくなっています。 高速太陽風はもうしばらく続きそうですが、 磁場の方向がこのままだと、 オーロラの活動は先に弱まりそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球のコロナホールが中央線上に見えています。 緯度がやや高めなのですが、 地球にどの程度の影響がやって来るでしょうか。 早ければ、明後日から変化が見え始めるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に数値が高まっています。 GOES-15の青線は、10万の線に達するでしょうか。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |