宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:35)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/19 12:04 C2.0
09:03 C1.6
06:08 C1.8
2/18 10:48 C7.2
06:41 C2.1
05:03 C4.6
03:06 C7.4
2/17 18:52 C2.0
15:18 C2.9
13:54 C9.4
11:33 C1.8
10:41 C2.2
03:44 C2.8
00:29 C2.1

黒点  2/19 (NOAA)
磁場 フレア
2501 1 α C2
2502 3 β ---
2503 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:27 560 -0.2
-2 h 572 -0.4
-4 h 584 -1.6
-6 h 587 +0.5
-8 h 604 -1.8
-10 h 598 -2.6
-12 h 624 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -28 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^4
2/19 0.3 4x10^4
2/18 0.3 2x10^4
2/17 0.4 4x10^3
2/16 0.3 3x10^2
2/15 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 2/14 07:49 M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2016/ 2/15 10:58 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2016/ 2/16 12:21 2497黒点群で活発にフレアが発生しています。M1.1の中規模フレアも発生しました。
2016/ 2/17 13:22 高速太陽風が到来し、600km/秒に高まっています。フェアバンクスのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/18 12:18 高速太陽風が続き、オーロラの活動も活発です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 2/19 12:35 更新
太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

太陽風は、高速の風が続いています。
速度は、昨日の650km/秒からゆっくりと低下していますが、
現在も550km/秒と高速状態です。
磁場強度は、7nTから4nTへ下がっています。
高速風としては、最大の領域を通過したようです。

磁場の南北成分は、+3nTと -3nTくらいの間で、
南北に頻繁に変化しています。
速度が高まっていることもあり、磁気圏の活動は高まっています。
AE指数は、500nTの中規模の変化が一日中続き、
1000nTに達する大きい変化も発生しています。

AE指数のグラフの最後の高まりに相当するオーロラの活動を、
ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。
月が明るく、空の条件は良くありませんが、
オーロラの光が何度も空を覆っています。


高速の太陽風は、これから次第に低下しそうです。
一方、SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが太陽の中心線に達し、
次に紹介するフィラメント噴出の影響も、
3日後くらいに地球に到来するかもしれません。
結果的に、太陽風の高まりは来週にかけて続くかもしれません。


太陽では、今朝、19日7時(世界時18日22時)に、
南東部(左下)でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

黒いコロナガスの筋が、噴き上がるように飛び出しています。
これにより、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していると思われますが、
SOHO衛星の画像が更新されていないため、まだ確認できません。
明日のニュースで紹介できると思います。

CMEによる太陽風の乱れが、
3日後の22日頃に地球にやって来る可能性があります。
磁場の強まりが運ばれてきて、大きく南向きに変化すると、
磁気圏の活動も活発になるでしょう。

この他に、太陽では、
西に沈んでいった2497黒点群で、C1の小さいフレアが3回、
2501黒点群でC1.8のフレアが起きた程度で、
フレアの活動は少なくなっています。


太陽風の高まりの影響で、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES-15(青線)、GOES-13(赤線)の両方で、
10,000を超えています。




ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラにより撮影された、世界時18日23時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。