宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/13 07:33 C3.0
02:09 C6.8
2/12 19:36 M1.0
15:28 C2.1
05:15 C8.9
01:19 C2.4
2/11 00:12 C1.3

黒点  2/13 (NOAA)
磁場 フレア
2492 1 α C2
2494 1 α ---
2497 20 βγδ M1
2498 1 α ---
2499 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 365 +1.9
-2 h 362 +16.2
-4 h 356 +10.2
-6 h 357 +16.0
-8 h 355 +13.1
-10 h 349 +6.9
-12 h 350 +3.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -33 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
2/13 0.3 4x10^1
2/12 0.3 9x10^1
2/11 0.4 4x10^2
2/10 0.4 3x10^2
2/ 9 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 2/ 8 12:51 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動が高まっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/ 9 12:46 太陽風の磁場がやや強まっています。カナダのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/10 13:04 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も高まりました。
2016/ 2/11 12:49 太陽風は低速の状態になっています。小規模の磁気圏活動が続いています。
2016/ 2/12 11:30 太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動を強めています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 2/13 12:57 更新
太陽風磁場の強まりは続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

今日は、カナダの高坂雄一さんより届いた、
イエローナイフのオーロラ写真を紹介します。
昨日のニュージーランドのオーロラと同じ頃、
現地9日2時(世界時9日9時)くらいから高まったオーロラの姿です。

高坂さんによると、現地8日の夜のオーロラは
なかなか強くならなかったそうですが、
夜半を過ぎて、9日2時頃から活発になり、
ブレイクアップも数回見られたとのことです。

この日のAE指数は、世界時9日9時頃から変化が始まり、
9日11時に大きな活動になっています。
昨日のニュージーランド、10日の記事のアラスカと、
3か所のオーロラの写真が揃いました。

今日の写真は、オーロラの細かい様子がとても良く見えます。
1枚目の写真の左側に見える明るい星は、木星です。
木星の右上には、しし座が横たわっています。

高坂さんはこの直後、朝6時の飛行機で現地を発ったそうで、
慌ただしい中の撮影だったようです。
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が350km/秒から370km/秒へ
少しだけ上がっています。
磁場強度は、昨日から15nTに強まった状態が続き、
今朝、一旦20nTに上がり、現在は10nTへ下がっています。

磁場の南北成分は、昨日のニュース以降は北寄りになりました。
このため、磁気圏の影響は限定的になっていて、
AE指数は、磁場が一時的に南を向いたところで、
300〜500nTの変化が発生している程度です。

太陽風の磁場は、現在も強まっていて、
再び南向きに切り替わった場合は、
オーロラの活動も強まりやすい状態です。


昨日紹介したCMEのその後の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
太陽全体を包む様に広がる、ハロー型のCMEになっています。
このため、地球の方向へもガスが飛び出していて、
発生から3日後の、15日頃に太陽風の乱れがやって来る可能性があります。

乱れは、比較的小規模ではないかと思いますが、
磁場が南向きに強まると、磁気圏の活動は高まるでしょう。


太陽では、2497黒点群でM1.0の中規模フレアが発生しました。
Mクラスに達するフレアは、1月1日のM2.3以来、約1か月半ぶりで、
やっと今年2回目です。
2497群はこの後に、C6.8、C3.0の小規模フレアも起こしています。





カナダ・イエローナイフで撮影された、現地9日2時頃のオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで撮影された、現地9日2時頃のオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで撮影された、現地9日2時頃のオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


12日5時半(世界時11日20時半)のC8.9のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。