宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/21 12:00 更新 太陽風磁場が南向きに大きく変化し、磁気嵐が発生しています。 担当 篠原 太陽風の磁場は、強まった状態が続いていて、 昨日から今日にかけて、15nT前後で推移しています。 磁場の南北成分は、昨日のニュースの後に南向きに切り替わり、 -10nT前後の強い南向きが半日にわたって続きました。 27日周期の図で、太陽風の乱れの全体を見ることができますが、 CMEによる磁場の大きな変化が到来しているようです。 太陽風の速度は、 380〜400km/秒と平均的な状態で安定しています 磁場が南向きに強まった影響で、磁気圏の活動も高まっています。 AE指数は、800nT程度の中規模の変化が一日にわたって続いています。 このグラフでは特に大きな変化ではありませんが、 世界時21日0〜1時頃のオーロラの様子を、 トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 月が明るいため、空の条件は良くありませんが、 明るいオーロラが乱舞しています。 また、京都大学WDCのDst指数(速報値)では、 変化は最大で -132nTに達していて、 やや大きい磁気嵐になっています。 現在の太陽風は、磁場強度は高まったままですが、 南北成分が南北に大きく変化するようになっています。 CMEによる変化は終わりに近付いていると思いますが、 引き続き変化に注目して下さい。 太陽は、東側(左側)の2487黒点群で、 C1.3、C2.9の小規模フレアが発生しています。 左上の2488群とともに、黒点が大きくなっています。 今後の変化に注目して下さい。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は、-132nTまで下がっています。Dst指数はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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