宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/20 12:23 更新 太陽風は、磁場の強まった状態が続いています。磁気圏は静かです。 担当 篠原 太陽風は、磁場の強まった状態が続いています。 昨日のニュースの頃、10nTに高まっていた磁場強度は、 夜に入るともう一段強まって、15nTになりました。 磁場の南北成分は、それまでは南北両方に振れていたのですが、 磁場が一段強まった以降は北向きになり、 +10nT前後と強まった状態で推移しています。 太陽風の速度は、磁場の強まりとともに、 350km/秒から380km/秒へ少し上がっています。 磁場が完全に北を向いたので、 磁気圏はとても静かになっています。 AE指数のグラフは、途中から全く変化がなくなっています。 磁場が北向きでなく、南向きに振れていれば、 磁気圏へエネルギーが流れ込んで、 オーロラの活動も高まっていたでしょう。 オーロラ観望の視点では、残念な変化になりました。 太陽風のグラフの最後では、 磁場、速度ともに少し上がる変化も見えています。 この後も、どのような推移をするのか注目してください。 太陽は、特にフレアの発生はなく、穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北東の端(左上)からコロナホールが現れています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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