宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/19 12:32 更新 CMEによる太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 今朝、19日6時(世界時18日21時)に、 ACE衛星で太陽風の急な変化が観測されました。 太陽風の速度は、300km/秒から370km/秒に急に高まり、 磁場強度も、5nTから10nT前後へ急に強まっています。 15日に発生した弱いCMEによる乱れだと思われます。 発生からほぼ4日で地球に到来しました。 速度の高まりは小さく、太陽風の変化は小規模に留まっています。 磁場の南北成分は、-5nTと南向きに変化したため、 磁気圏の活動はやや高まって、 AE指数は500nT前後の中規模の変化が発生してます。 太陽風が更に強まる様子は特に見られず、 この後は、ゆっくりと元の状態に戻っていきそうです。 SDO衛星AIA193の太陽写真の南半球のコロナホールは、 太陽の中央線に達しています。 コロナホールは、 影響が地球へ及びにくい高緯度の領域に広がっていますが、 今後の太陽風に変化が見られるかどうか注目してください。 太陽は、X線グラフに変化の見られない、 穏やかな状態が続いています。 西の2つの黒点群は見えなくなり、 東に小さい黒点が見えている程度です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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