宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/11/ 8 12:53 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、活発なオーロラの活動を起こしています。 担当 篠原 昨日のニュースを書いた直後から、 極域でオーロラの活動が激しさを増した様です。 国立極地研究所によるノルウェー・トロムソの全天カメラでは、 空全体を覆って激しく輝くオーロラの姿が見事に捉えられています。 世界時7日4〜5時にかけての様子を紹介します。 最後は、空が明るくなって撮影は停止しています。 ACE衛星の太陽風のグラフを見ると、 太陽風の磁場強度は、昨日の夕方から再び強まって、 深夜にかけて20nTに強まっています。 磁気圏への影響を決める、磁場の南北成分は、 7日21時(世界時7日13時)頃までは、 -10〜 -5nTと強まった状態で南を向いていました。 その頃は、太陽風の速度も550km/秒と高まっていて、 活発な磁気圏の活動を引き起こした様です。 掲載したノルウェーに続いてカナダやアラスカで、 にぎやかなオーロラを見ることができたのではないでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 今朝、8日4時(世界時7日19時)以降は北向きに切り替わっています。 今日はAE指数のグラフにアクセスできていないのですが、 磁気圏の変化もこれ以降は静かになっていると思われます。 太陽風は、現在も500km/秒と高速で、 磁場強度も15nTに高まっています。 太陽風が乱れた状態は継続しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球の中高緯度にコロナホールが大きく広がっています。 この領域は、27日前の前周期にも地球に影響を及ぼしていて、 27日周期の図の10月12日以降の太陽風の高まりをもたらしています。 現在のCMEによる乱れに続く様に、こちらの影響が始まりそうです。 太陽は、2449黒点群で、C1.5、C2.5、 2450黒点群でC2.4と、 南東の端(左下)で小規模フレアが発生しています。 特に活発な様子ではありませんが、今後どうなるでしょうか。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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