宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/10/31 08:52 更新 2443黒点群の活動が高まっています。コロナホールが太陽の中心に達しています。 担当 篠原 2443黒点群の活動が更に高まっています。 昨日のニュース以降、フレアの規模が次第に上がり、 C2〜4のフレアを繰り返し起こすようになりました。 30日の深夜には、C5.9、C5.2の小規模フレアを起こし、 今朝、31日5時(世界時30日20時)には、 C7.8と更に大きいCクラスフレアを起こしています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 連続的に活動が発生しています。 更に規模が高まってMクラスの発生に繋がるかもしれません。 今後の活動に注目して下さい。 一方、西の端(右端)で見えなくなった、 2436群や2437群でもフレアが発生していて、 C5.5、C5.9の変化を記録しています。 太陽の端に達しているので、 実際にはこれよりも大きい規模のフレアだった可能性があります。 太陽放射線(非常に高速の陽子の流れ)は、減少が続いています。 明日、明後日には、通常のレベルに戻りそうです。 太陽風は、速度は350km/秒と低速の状態で安定していますが、 磁場強度は8nT前後に少し強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、北寄りで変化していますが、 0nT付近になっている頃に、オーロラの活動を起こしていて、 AE指数に弱い変化が発生しています。 AE指数は、データの問題で、ずっと太くなる状態が続いています。 AE指数のグラフは、値としては500〜700nTの変化になっていますが、 実際の活動はもう一段小さい値ではないかと思います。 SDO衛星AIA193のコロナ写真を見ると、 赤道域のコロナホールが、太陽の中心線に到達しています。 ここから流れ出している高速の太陽風は、 3日後くらいに地球に到来すると考えると、 11月3日頃になるかもしれません。 27日周期の図の前周期を見ると、 10月7日以降に、750km/秒に達する高速の太陽風が到来しています。 この規模の太陽風の変化が、回帰してくるかもしれません。 2443黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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