宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 9/16 12:31 更新 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日に続いて、太陽に近付く小さい彗星の様子を紹介します。 今朝の写真では、彗星はLASCO C2の画面にまで入っています。 また、動画の最初の頃(9月14日あたり)を良く見ると、 更に小さい彗星が、 ほぼ同じ軌道を、一足早く太陽に近付いているのも見えます。 太陽風は、高速の風が続いています。 昨日のニュース以降、再び500km/秒へしっかりと上がって、 現在までその状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な強さで安定しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球中緯度域の西側(右側)にコロナホールが広がっています。 この領域の影響は、更に4日程度続く可能性があります。 太陽風磁場の南北成分は、0nTをはさんで南北に変化しています。 この影響で、磁気圏の活動は活発な状態が続いていて、 AE指数は、300〜1000nTの小中規模の変化が続いています。 昭和基地の全天カメラでも、オーロラの活動が撮影されています。 太陽風の磁場が、高速風とともに現在の様な変化を続けると、 オーロラの活動も引き続き期待できそうです。 太陽では、2415黒点群の活動がやや高まっていて、 昨日以降、C1のフレアを5回と、 今日、16日11時(世界時16日2時)に、 C3.0の小規模フレアを起こしています。 X線のグラフもそうですが、SDO衛星の動画では、 小さい爆発が頻繁に起きています。 フレアの規模が更に高まっていくのかどうか、 しばらく注目して下さい。 小型の彗星が太陽に接近しています。SOHO衛星LASCO C3、C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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