宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 7/31 14:10 更新 太陽風の磁場が強まり、磁気圏の活動を高めています。 担当 篠原 太陽風は、磁場の大まかな方向が切り替わる、 セクターの境界がやって来ました。 27日周期の図にあるように、「太陽から地球方向 (A) 」から、 「地球から太陽方向 (T)」へ変化しています。 27日前とだいたい同じタイミングにやって来ました。 この変化に伴って、太陽風の磁場が強まっています。 今日、31日に入った頃から、 10nTを越えて、15nT近くまで強まりました。 現在は10nTに下がりかけていますが、依然強まった状態です。 磁場の強まりによって、南北成分の変化も振れ幅が大きくなり、 -10nT近い変化が発生したり、 図では小さく見えますが、-5nTの南向きが続いたりしています。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数は、1000nTに達する大きな変化や、 500nT前後の中規模の変化が続いています。 現在の太陽風は、450km/秒とやや高速になり、 磁場も10nTに強まっています。 南北成分は北に向いていますが、 再び南に振れて、磁気圏の活動を強める可能性もあります。 SDO衛星AIA193の写真に見える コロナホールの影響も考えられるので、 しばらく太陽風は変化が続くかもしれません。 一方、太陽は穏やかな状態が続いています。 GOES衛星のX線グラフは、小さい変化が起きている程度です。 東から現れた黒点には、2393群、2394群と番号が付きましたが、 どちらも穏やかな様子です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |